グラード大陸徒然日記

チャットテーブルトークRPG「TRPG遊戯会」における活動の様子を、ゆっくりと記録していきます。

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コトリが大人に?

 えーっと、私のキャラクターであるコトリは、フェンランという種族の特製をあまり理解しないでキャラクターの背景を作ってしまったので、かなり矛盾がある状態でした。
(年齢が若すぎて飛べないんじゃないか、とか。成人前に村を出られないんじゃなかったっけ、とか)
 なので、せめて実年齢だけでもあげようと思い、ちょっとこんなストーリーを付け加えてみることにしました。

(年齢や身長などの設定は稼働後でも変更可能、としてくださったWMさんに感謝を)


 いつものように、騒然とした雰囲気で満ちている『銀の月灯り亭』は、数多くの冒険者が集っていた。
 酒を飲み、語り合いながらも、日々の糧を稼ぐために仕事を探す冒険者達…。
 運良く仕事に出会えた者は、意気揚々と『銀の月灯り亭』を出て行く。そして、出て行く者があれば戻ってくる者がいるのも道理なのだが……。

 この日は、いつもとちょっと違っていた。

「たっだいまー! あー、疲れたーっ」
 陽気な口調が響きながら、『銀の月灯り亭』の扉が開かれた。その口調に聞き覚えがある者は、命をかけた仕事から戻って来られた幸せ者を出迎えようと、扉へと視線を向ける。

「よう、お……」
「あ……れ?」

 しかし、扉を開けて入ってきた女性は、『銀の月灯り亭』にいる誰もが見覚えのない姿だった。
 いつもこんな感じで話すのは、フェンランの少女、コトリ。いつも明るく、愛らしい少女は『銀の月灯り亭』のアイドルのような存在で、この場にいる誰もがその声を間違えるわけがない。
 しかし、今誰もがコトリと思いこんだ目の前にいる少女は、確かにフェンランなのだがコトリとは明らかに、年齢が違う。

 コトリは10代前半…下手すれば、10歳以下と言われても信じてしまいそうなほど小柄な少女だ。
 この、にこにこ笑いながら『銀の月灯り亭』には行ってきた少女は、どう見ても10代後半ほどだろう。
 身長も、コトリより10センチ弱は高い。
 また、髪は同じ桜色なのだが、ショートカットだったコトリとは違って腰まではありそうだ。
 コトリとこの少女は、明らかに別人だ。

 なのに……誰もがそう言いきれない。

 少女の醸し出す雰囲気が、コトリと全く同じなのだ。
 また勘のいい者は、少女がつけている髪飾りがコトリと同じ物だと気付く。

 …………コトリ? いや、でもあの愛らしいちっちゃさはどこに…?

 誰もが呆然と少女を見守る中、知り合いを見つけたのか少女はニッコリと微笑んで奥のテーブルへと近づいていった。
「ビショウ、ただいまー。今日は大変だったよ」
「えっと・・・あなたは、一体?」
「あれ? わかんないの、ひっどいなー!」

 少女はちょっと拗ねた口調でビショウを見上げると、続けて言った。

「コトリだよ! ちょっと大きくなっ……」

 少女、コトリは続けて文句を言うことが出来なかった。『銀の月灯り亭』の全員が、

「なにぃ~~~っ!!!!」

 と、叫んだからだった。


「えっと、コトリちゃん…ですよね?」
「ルナットまでわかんないの? もう、ひっどいなぁ!」
 ぷんぷんと怒るコトリを前に、「コトリのことならルナットが一番詳しい!」と、魔法士協会から急いで呼び戻されたルナットは困り顔で続ける。
「ご、ゴメンなさいね。コトリちゃんが急に大きくなってたから…」
「うーん、大きくなっちゃったのはわかるけどさぁ、それでも、あんまり変わってないでしょ?」

(いや、全然違う!)

 周囲を囲む冒険者達による、心中のツッコミにも気付くことのないコトリ。
「それで、なにがあったの?」
「えっとね……」

 コトリの話をまとめると、このようなことらしい。

 今回、コトリが受けた依頼は『1週間離れた村まで、荷物を運ぶ』という物だったらしい。簡単な内容ゆえに報酬が安いので受ける冒険者がいなかったのだが、それでは依頼者が可哀想だと思ったコトリが、一人で受けたそうだ。
 荷物はコトリ一人で運べる程度の物だったし、特に何の問題もなく届けることが出来た。
 ただ、今回の最大の問題は、帰り道で起きた。
 
 山道を歩いている時に、光り輝く馬に出会ったのだそうだ。
 コトリには、その馬が何かは分からなかった。ただ、凶暴で襲ってこようとしている気配は感じ、逃げだそうとした。
 その馬は、逃げ出そうとするコトリに向かって襲いかかってくる。しかしコトリはダメージを受けることもなく、山中を走り回り時には飛びながら何とか逃げることが出来た。

 そして一息つこうと思い、川で水を汲もうとしたところ……水面に映る自身の姿に違和感を感じた。そして、改めて良く見ると……大人に、なっていたらしい。

 話を聞いた誰もが、呆然としていた。ただ、何人かのシャーマンだけは、その『光る馬』がおそらく『狂った生命の精霊』だろうと予測出来た。
 狂った生命の精霊は、対象となった者に生命の精霊力を過剰に流し込み肉体の年齢を変化させる。コトリが大人になったのは、それが原因だろうと皆に語った。

「ほぇ~。あのお馬さん、精霊さんだったのかぁ」
 のんきなコトリを後目に、何とか元に戻す方法はないか、と皆で話し合ってみたものの……精霊魔法で年齢を加減させる物など無く、もう一度『狂った生命の精霊』に襲われるしか手がないことだけが分かった。
 しかし、それも確実とは言えない。
 余計に年を重ねてしまうかもしれないし、逆に若返りすぎるかもしれない。
 コトリの安全を考えたら、とても採用出来る手段ではない。

「うーん……コトリ、このままでもいいよ?」
「そんな、だって……」
「あのね、コトリ今まではうまく飛べなかったんだけど、この姿になったらうまく飛べるようになったんだよ!」
 心配そうな表情の皆とは違い、コトリは嬉しそうに大きく育った羽根をパタパタと動かす。
 その表情が本当に嬉しそうで、思わずつられて笑いそうになって。
「そうか……コトリはまだ子供だったから、羽根がまだ育ってなかったんだよな…。それが、今はすっかり大人になってるから…」
 同じフェンランの言うことだけに、納得は出来る。
「みんな、コトリのこと心配してくれるのは、とっても嬉しいよ! だけどね、コトリはこのままで大丈夫だよ。ケガした訳じゃないし、大人になったからお仕事受けても変な顔されなくてすむもん」
 コトリの言葉に、みんな苦笑を浮かべる。

 どう見ても、というか実際に子供だった今までのコトリの姿では、冒険者として仕事を受けようとしても「子供では…」と、断られることもあった。
 今のコトリの姿ならば、そう言うことはないだろう。
 なにせ、今のコトリの姿を見て本気で惚れそうになってしまっている者が、何人もいるのだ。子供を愛しく思うのではなく、男女として見てしまう。
 まさかあの少女が、こんな美人になるとは……と、子供のコトリを知っている者は誰でも思うだろう。

「わかりました…コトリちゃんがそう言うのなら、そうしましょう」
「うん! ルナット、みんな、ありがとうね♪」
 にっこりと微笑む姿は、やっぱりコトリだ、と思わされる。外見は変わっても中身は変わっていないのだから、当然と言えばそうなのだが。
「それにしても…コトリちゃんにまで、抜かされるとは思いませんでした」
「え? そ、そっかな?」
 コトリの姉と自称していたルナットにしてみれば、身長はもちろん…その、バストサイズまでコトリに抜かれるとは、夢にも思っていなかった。
 みんなの笑い声が『銀の月灯り亭』に広がる中、ルナットのため息だけが妙に響いたような気がした。



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  1. 2006/03/21(火) 23:29:54|
  2. SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3

コメント

接道義務

接道義務とは、都市計画区域内では、建築基準法が定める道路に2m以上接している敷地でなければ建物を建てられないという規定 http://kalashnikov2.sanyuu.biz/
  1. 2008/09/06(土) 02:13:55 |
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  3. 名も無き冒険者 #-
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  1. 2008/09/24(水) 01:24:04 |
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